英国領東アフリカのビクトリアコインの価値

こんにちは今回は英国領、東アフリカのビクトリア(ヴィクトリア)のコインについて見て行きたいと思います。

英国領 東アフリカとは

イギリス領東アフリカは、1895年に東アフリカに設けられた英国の植民地です。

モンバサ港周辺にイギリスが持っていた商業利権をもとに、1888年帝国イギリス東アフリカ会社が設立されて経営を開始。

1895年に現在のケニアに相当する部分が保護領となりました。この保護領は1920年に直轄のケニア植民地となるまで続きビクトリアの時代には1パイス青銅貨(100パイス=1ルピー)が発行されています。

英国領 東アフリカのビクトリアコイン

ヴィクトリア青銅貨

ビクトリア(ヴィクトリア)の1パイス青銅貨です。ビクトリア時代の東アフリカの貨幣発行はこの1パイス貨しかありません。KM#1で素材は青銅、1897年〜1899年にかけて発行が行われました。

ミントステイトのカタログ価格はUNCで85USD〜95USD、プルーフのカタログ価格は300USDとなっておりますが、デザイン(意匠)も大変美しく人気の高いコインとなっております。

国内、海外共にあまり市場に出てこないコインだと思います。NGCやPCGSによってグレーディングされたコインの売買は世界を見渡してもあまり多くありません。

実勢価格について私が調べた限りでは未鑑定品のプルーフ パイス青銅貨が2013年の時点で手数用込み約940USD(日本円で約11万円)で取引がされています。

グレーディング済みの場合1.2〜1.5倍程度の値段は出ると思います。また、PATTERN(パターン)貨の発行もあり1パイス金貨も存在し非常に希少なコインとなっています(現物を見た事はありません)。

ヴィクトリア肖像のコインは世界的にコレクターが多く人気となっております。今回の記事がコインコレクションの参考になりましたら幸いです。